空白の卒業式と、最後の噓。[2026/3/19~]

空白の卒業式と、最後の噓。
引用元:公式サイト,記事

「卒業生が入場します。皆様、拍手でお迎えください」

ふと気が付くと、自分は卒業式の体育館にいた。
体育館の中に、マイク越しのざらついた声が響く。

「在校生、送辞」

自分は、卒業を目前に控えた、藤山高校の3年生。
胸元にコサージュを付け、紅白幕で飾られた体育館の床を上履きで歩き、
今こうして冷たいパイプ椅子に座っている。

らしい。

「卒業生、答辞」

しかし……
自分は、この卒業式に、まったく覚えがなかった。

隣に座っているクラスメイトの名前も、自分がなぜここにいるのかも、何もかも思い出せない。

「卒業生、合唱……」

ぱん。

突如として、何かが爆ぜるような音と共に視界が暗転し、どさりと重みのある衝撃が体育館の床越しに伝わった。

「何か」によって、突如として中断された卒業式。
次の瞬間、体育館のスクリーンに、謎の少女が現れた。

「卒業には、まだ早いよ」

謎の少女は告げる。
覚えのない、しかしどこか懐かしい声で。
「このまま卒業(さよなら)するには、思い出も記憶も、まるで足りてない。そうでしょ?」

自分にはわからない。
この少女が誰なのかも。
自分がなぜここにいるのかも。
この卒業式に何があったのかも。

「さっき派手に倒れた人の名前、思い出せる?」

「きょうの日付は?」

「休日にみんなで行った映画館の名前、ならどうかな」

「わからないか」

「わからないよね、今の君には」

「わからないままでいいって言うんなら……」

一切の記憶が抜け落ちた、空白の卒業式で。
彼女の声が、宣告のように響いた。

「このまま、ここで死ぬしかないんだよ。君も。」

 

これは、あなたが実際に卒業式に参加し青春の記憶を取り戻すリアル脱出ゲーム。

公式サイトはこちら
開催予定

大阪

リアル脱出ゲーム大阪南堀江店

ホール型

3700円~4300円

約2時間

1人〜

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