Webサイト上で完結するマーダーミステリーです

人類最期のみなさまへ
ハローハロー、旧人類のみなさま、いかがお過ごしですか?」 そんな調子はずれの挨拶を冒頭に据えて、新人類代表を名乗るアーシュ・ウルゴアの手紙は始まった。そして、手紙と共に我々5人のレジスタンスの幹部のもとへ送られてきた箱の中には、レジスタンスの代表ユークリウス・ノアのバラバラにされた肉体が入っていた。 新人類に囚われた人類の解放作戦を控えたいま、我々レジスタンスの心を折るにはこれで十分だった。 新人類とレジスタンス、その戦いの発端は70年前に遡る。巨大な宇宙船に乗って地球に現れた新人類を名乗る彼らは、この地球を明け渡せと要求してきた。もちろん、そんな要求を呑めるわけがない。しかし、彼らはこちらが要求に応じないと見るや否や人類の虐殺を始め、人類は四半世紀もしないうちに70億人から数1000万人へと数を減らしていった。 外見だけなら彼らは私たち人類とは何ら変わりがない。しかし、彼らは私たちを虫や家畜と同程度にしか見ていない。尊厳を保ったまま戦いのうちに死ねるならまだ良い方で、彼らに捕まればペットの獣たちの玩具にされることも少なくなかった。そうして、消耗すれば後はバラして餌にする。 現在その総数を地球全体で17万人程まで減らした人類のうち、彼ら新人類に囚われているのが約13万人。残りの約4万人ほどが彼らの支配から逃れ各地で集落を作り暮らしている。そして、その4万人のうち約7,000人ほどが人類解放を目指して戦うレジスタンスの構成員として活動している。 だが、レジスタンスの代表ユークリウス・ノアが影武者を立てていることを知る人物はここにいる幹部の5人のみ。そして、この箱の中に詰められていた遺体は紛れもなく影武者ではないユークリウス・ノア本人だった。 幹部5人の中に裏切り者がいる。 それは明らかだった。そうでなくては、普段レジスタンスとは無関係の人物として隠れ暮らしているユークリウス・ノア本人がピンポイントで狙われ、殺され、こうして幹部の元へ送り届けられる理由の説明がつかなかった。

幼さの答え合わせ
1960年代 安保闘争を筆頭に、違憲の改正や汚職外交の払拭という大義名分の下に行われた、「学生運動」が衆目を集めていた時代。 冬も半ばを過ぎた頃、あなた達4人は所属していた新左翼団体に命じられ、製薬会社社長の息子であり当時小学3年生だった「少年A」を拉致し、身代金を強奪する活動資金獲得計画に参加しました。 管理者不在になっていた河川敷の小屋を利用して少年を監禁し、身代金回収後に解放するというもっとも単純な計画でした。 しかし、この計画は失敗に終わります。 計画序盤の夜、少年の姿が忽然と消えてしまったのです。 あなた達は逃走後、幹部命令により長期の国外逃亡生活に入りました。 公訴時効が成立した16年後、顔も知られておらず世間も事件に興味を失ったと判断し、あなた達は日本へ帰国します。 しかしおかしなことに、事件から16年が経過した今でも 少年Aが姿を現したというニュースが発表されていないのです。 少年は、どこへ消えてしまったのか。 あなた達はそれを探るために、あの頃行きつけだった喫茶店で16年ぶりに集いました。

山荘に、しるしは舞う、

青い血の爪痕
ここは会員制の猫屋敷。 都会の暮らしに疲れた人々の癒しの場。 まぁ簡単に言うと猫カフェである。 猫達が自由気ままに暮らしているように見えるのは 実は人間だけにそう見えているのかもしれない。。。 今朝も一番乗りでコーヒーを飲みにやって来た常連さんに向かって、店のスタッフが挨拶をする。 「青井警部、おはようございます。今日も朝早いですね。 昨日はどうされたんですか? そうそう、今日は事件がありましてバタバタしているんですよ。 ちょっと来てもらえませんか?」 店内に案内されると、 目の前には血を流し横たわる猫の姿が… 「今朝、お店に着いたらシンちゃんが死んでいて・・・。 シンちゃんの死因を調査していただけませんか?」 いくつもの殺人事件を担当し、解決に導いている青井警部。 猫の殺害事件か。。。 毎朝の癒しの場を失くすわけにはいけない。 この事件の真相を究明しなければ! こうして、青井警部の捜査が始まろうとしていた。

背教
尊ばれる戒律、 一。 「大いなる存在を讃えよ」 二。 「淫らな不貞を慎め。欲深い贅沢を避けよ」 三。 「傷と病に苦しむ者には慈悲を与えよ」 四。 「隣人を殺す者には直ちに罰を与えよ」 ・・・。 『空の神』を崇めながら静かに暮らす山間の小さな村落。 そこに生まれ住む3人の子どもたち。 今朝早く、村の中央にある聖堂へ大人たちが集められていた。 3人はいつも通り太陽の下で戯れていたが、ふとした拍子に、声をひそめた大人たちの会話を耳にする。 「昨日、ドナートが殺された。・・・あれは子どものしわざだ」 その夕暮れ、秘密基地に集った3人は誰からともなく口を開いた。 「・・・この中に、犯人がいるってこと?」

エイダ
ここは、リスピア大陸。 人間・獣人族・海人族・竜人族・妖精族の5つの種族が 別々の国を持ち、生活を行っている。 これら5つの種族は大陸における重要な決議を、 リスピア公会議において定めている。 それぞれの国は独自の発展を遂げていたが、 人間の王エイダの尽力により、 この大陸で初となる和平協定が結ばれることとなった。 前回の公会議から10年がたったある日、 エイダは、再び5つの種族が集結する機会を作り出す。 彼は、この集会を「再結会」と呼んでいた。 しかし、エイダと5人の王達が面会した後、 エイダは謎の死を遂げることとなる。 エイダの後継者である王子スタンは、 神妙な顔で各種族の王の顔を見つめる。 自分たち以外に容疑者はいない。 おそらく、この中の誰かがエイダを殺したに違いない エイダが死んだ「玉座の間」の中で、 リスピア公会議は、10年ぶりに最悪の形で開かれることとなった。 犯人探しをめぐり、各々の策略や推理が交わされることとなる。

しかばねに、鬼面は語りて、

青い魚の行方
今宵始まりました! ロビン&マリンの6周年生誕祭。 オープンニングを飾るのはセクシーでキュートなナナのダンスショー。 ナナのダンスから始まったロビンとマリンのバースデーパーティー。 ジャッキーも一緒にノリノリで踊っていると新入りのラルルも参戦。 ダンスが終わり、、、 happy birthday to you happy birthday to you happy birthday Dear ロビン&マリン happy birthday to you お馴染みの歌と共にクロッシュの中に入った料理が運ばれてくる。 そのクロッシュを開くと、おや?空っぽだ! 今宵のメインディッシュのお魚が無くなっているではありませんか。 一体、お魚は何処へ消えたのか?

つづりあわせの流儀
ああ・・・王立学術院の方々。 よくおいでくださいました。どうぞおかけになって。 研究にご興味を持っていただいたようですね。 たしかに私の論説の内容は、あなたがたにとって珍奇なものだったでしょう。 ・・・しかし、 私からすれば、あなたがたの考え方こそ新鮮に思えます。 遠い故郷を離れ、この王国に移り住んでからもう随分と月日が経ちましたが、 いまだに慣れないものです。 文化、風習、人間観・・・ もちろん、この国での生活のために与えられた名前も。 だからこそこの研究に辿り着いた。 さて、研究の概要についてご説明する前に・・・ まずは私たちの認識についておわかりいただけるよう ある出来事についてお話しいたします。 我が郷里、『仮面の民』と呼ばれる者たちのこと。 彼らの考え方のこと。 彼らの記録にもとづいてお伝えしましょう。 ・ ・ ・ 乾いた風。果てしなくひろがる平原。 『仮面の民』が住む大地。 皆、色とりどりの壮麗な仮面で顔貌(がんぼう)を覆う。 それぞれの役割を、それぞれが担う。 ロバやヤギを飼い育てながら、平和を美徳として生き、 心臓の鼓動が止まれば、その肉体と仮面は厚く葬送される。 そして、信頼の証である『つづりあわせ』を頻繁におこなう。 この儀式によって日々の暮らしはつつがなく営まれていく。 ある朝、家畜の放牧を担う4人の『仮面の民』が遠くの野原に出かけた。 数時間の後。 そのうちの1人、サバナがなだらかな丘の中腹に倒れ伏していた。 頭頂には青銅の斧が深く突き立てられており、 割れた白い仮面の隙間から覗く瞳は、もはや生気を宿していなかった。 ・・・罪深い殺人鬼がここにいる。 遺骸を前にして、互いへの信頼は残されていない。 残された3人の『仮面の民』は嫌疑(けんぎ)のまなざしを向けあった。

マーダーミステリーゲーム
あなたの目の前には、先ほどから暗闇が広がっている。 手足は何か器具のようなもので拘束されているようだ。 暗がりの中ではあるが、その息遣いから、 他にもこの空間に誰かがいることがわかる。 どうやら、何かミスをして捕まったのだろう。 警察に捕まったのか、恨みを買って私刑にかけられようとしているのか、 どちらにしても、絶体絶命の状態だ。 「お前たちには、ある「ゲーム」をしてもらう。」 スピーカーから、アナウンスが流れる。 全く聞いたことのない声だったが、 声の主がこの場を支配していることはわかる。 「ゲーム」とはロクでもないものに違いない。 だが、退屈しのぎには、ちょうどいいだろう。 「殺し」の技術に関しては、自分が一番優れているのだから。 しかし、油断は大敵だ。いつもそれを実感させられている。 それぞれの思惑をもとに、孤高の殺し屋たちによる「ゲーム」が始まる。

見やるは、誰ぞ

秘密のラーメン屋
へいらっしゃい!よく見つけたね! ここはプレア国一のラーメン屋『豪楽』だよ! え?本当にラーメン屋なのかって? まあ、上の画像から入ってみてよ!