『マーダーミステリー』――演じる推理小説の世界へ、ようこそ。
マーダーミステリーとは、ミステリーの登場人物になりきって推理するトークゲームです。

推理して犯人を導き出したり、個別に与えられたミッションをこなしたり、犯人の役として、真相を隠して逃げ切ることを目指したり――。

シナリオによって、楽しみかたはそれぞれ。

結末を知ってしまうと二度と遊べない、一生に一度しか遊べないゲーム。

このサイト、謎ナビゲーションでは、そんなマーダーミステリーのシナリオをご紹介しています。

奇譚館のマーダーミステリー

真剣勝負まだ評価がありません

古から脈々と受け継がれてきた剣術、『青燕』流。 その一門からは数多くの剣豪が輩出されてきた。 ここは山奥の『青燕』流一門の里。当主と門弟十数名、その家族らが暮らす。 鉄道が敷設され、電話が普及しはじめたこの時代でも、剣士たちの鍛錬は続けられている。 ある朝のこと。 現当主、燕ろく兵衛(つばめ・ろくべえ)の亡骸が発見された。 現場に駆けつけた一門の剣士たちは騒然とする。 いったい、ろく兵衛の身に何が起こったのか。 そして、当主を失った『青燕』の行く末はどうなるのだろうか。
2人無料1時間GM不要Webサイト
奇譚館

背教まだ評価がありません

尊ばれる戒律、 一。 「大いなる存在を讃えよ」 二。 「淫らな不貞を慎め。欲深い贅沢を避けよ」 三。 「傷と病に苦しむ者には慈悲を与えよ」 四。 「隣人を殺す者には直ちに罰を与えよ」 ・・・。 『空の神』を崇めながら静かに暮らす山間の小さな村落。 そこに生まれ住む3人の子どもたち。 今朝早く、村の中央にある聖堂へ大人たちが集められていた。 3人はいつも通り太陽の下で戯れていたが、ふとした拍子に、声をひそめた大人たちの会話を耳にする。 「昨日、ドナートが殺された。・・・あれは子どものしわざだ」 その夕暮れ、秘密基地に集った3人は誰からともなく口を開いた。 「・・・この中に、犯人がいるってこと?」
3人1時間半GM不要Webサイト
奇譚館

つづりあわせの流儀まだ評価がありません

ああ・・・王立学術院の方々。 よくおいでくださいました。どうぞおかけになって。 研究にご興味を持っていただいたようですね。 たしかに私の論説の内容は、あなたがたにとって珍奇なものだったでしょう。 ・・・しかし、 私からすれば、あなたがたの考え方こそ新鮮に思えます。 遠い故郷を離れ、この王国に移り住んでからもう随分と月日が経ちましたが、 いまだに慣れないものです。 文化、風習、人間観・・・ もちろん、この国での生活のために与えられた名前も。 だからこそこの研究に辿り着いた。 さて、研究の概要についてご説明する前に・・・ まずは私たちの認識についておわかりいただけるよう ある出来事についてお話しいたします。 我が郷里、『仮面の民』と呼ばれる者たちのこと。 彼らの考え方のこと。 彼らの記録にもとづいてお伝えしましょう。 ・ ・ ・ 乾いた風。果てしなくひろがる平原。 『仮面の民』が住む大地。 皆、色とりどりの壮麗な仮面で顔貌(がんぼう)を覆う。 それぞれの役割を、それぞれが担う。 ロバやヤギを飼い育てながら、平和を美徳として生き、 心臓の鼓動が止まれば、その肉体と仮面は厚く葬送される。 そして、信頼の証である『つづりあわせ』を頻繁におこなう。 この儀式によって日々の暮らしはつつがなく営まれていく。 ある朝、家畜の放牧を担う4人の『仮面の民』が遠くの野原に出かけた。 数時間の後。 そのうちの1人、サバナがなだらかな丘の中腹に倒れ伏していた。 頭頂には青銅の斧が深く突き立てられており、 割れた白い仮面の隙間から覗く瞳は、もはや生気を宿していなかった。 ・・・罪深い殺人鬼がここにいる。 遺骸を前にして、互いへの信頼は残されていない。 残された3人の『仮面の民』は嫌疑(けんぎ)のまなざしを向けあった。
1時間3人GM不要Webサイト
奇譚館