
猫神家の一族
舞台は戦後すぐの日本、大富豪、猫神家当主猫神豪之助が逝去した。豪之助の4人息子達は手紙で届いた遺言状を読み、遺産相続の為に猫神家の屋敷に集まっていた。遺言状の内容とは、「実は4人の息子のうち私と血の繋がっている息子は1人である。その一人には全財産が入った金庫の鍵を渡している。その一人に全財産を相続する。」というものであった。しかし兄弟は遺恨を残さない為にこの遺産は仲良く4等分する事に同意していた。そして、遺産相続の為に集まった4兄弟、つのる話もあり大いに盛り上がった会食であったが、翌朝首なし死体が蔵で発見される。その死体は着ていた服や持ち物から長男の一郎と断定された。